妊活休養の有村智恵「ツアーを離れることも1つの幸せの決断」、23年のテーマは「緩」

妊活休養を発表した有村智恵がイベント参加
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　女子ゴルフのツアー通算14勝で「妊活」のため、11月末に当面の休養を発表した有村智恵（35＝フリー）が18日、小田急百貨店新宿店で契約する「ニューバランス」のイベントに参加した。集まったファンとゲームやトークショーで交流。休養を決断した経緯なども報告した。

　有村は今季のメルセデス・ランキング61位に終わり来季シード権を逃すと11月24日には自身のSNSで今後の妊活と休養を発表した。「長くできるスポーツだからこその悩み。自分の他の人生も考えないといけなくなってくる。今でないと出産してから（ツアーに）戻れない」と説明した。一方で期間は未定。「期間は決めず自分の気持ちで行動したい。子供はできたらたくさん欲しい、でも授かりものなので。できなくても幸せにはなれると思う」と話した。

　将来のツアー復帰も念頭に置いた「休養」には他選手へのメッセージも込めた。「ツアーから退くイコール、幸せな道ではない、少し負けてるという印象になりがち。そうではなく、ツアーから離れることも1つの幸せの決断でもあると後輩たちに見せていければいい」。家族はもちろん、先輩の宮里藍さんらにも相談したという。

　トークショーでは23年に向けた漢字1文字も求められ「緩」と即答した。「今までずっと線を張ってた。気持ちも体も緩ませる期間がなかった。緩んだ気持ちでゴルフを見られたらどんな発見があるのか。ゆったりとした1年にしたい。また違った形でゴルフと向き合いたい」。詰めかけた報道陣には「ゴルフには携わっていたいなと思うので是非、お仕事をお待ちしてます」と“逆オファー”し、笑いを誘っていた。