日本ラグビー協会、リーグワン、ソニーが“ONE TEAM”になって新会社設立「三位一体になって」

[ 2022年12月6日 06:00 ]

会見に出席し、フォトセッションに応じる(左から)御供氏、土田氏、池口氏、東海林氏、玉塚氏
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 日本ラグビー協会とジャパンラグビー・リーグワンは5日、東京都内で会見を開き、ソニーグループと共同で、日本ラグビーのファンエンゲージメント事業を行う新会社「ジャパンラグビーマーケティング」を設立すると発表した。日本協会の池口徳也・共同最高事業統括責任者とリーグワンの東海林一専務理事が就く。

 新会社は国内のラグビー人気向上とファン拡大を図るため、日本協会が管轄する日本代表と各チームが集うリーグワンが一体となって事業を進める。テーマは「世界一ラグビーが身近な国を、ファンと共に創る」。グッズ販売、効率的なチケットサービス、デジタルコンテンツ配信など多角的なサービス展開を目指す。また、ソニーが持つテクノロジーやエンターテインメントのノウハウを活用した運営やスタジアム演出にも取り組んでいくという。

 年内に法人を立ち上げ、23年1月から本格始動する見通し。会見に登壇した日本協会の土田雅人会長は「(日本協会、リーグワン、ソニーが)一つになってやっていく。すべてはファンのため」と言葉に力を込め、ソニーグループの御供俊元専務は「ラグビーは人の心を動かし、つなぐ力を持っている。より多くのファンへ感動を届けたい」と思いをコメント。リーグワンの玉塚元一理事長は「三位一体になってアクションを起こしていく」と誓った。

 リーグワン2季目は今月17日に開幕し、来秋にはW杯フランス大会も控えている。日本代表、リーグワン、ソニーが“ONE TEAM”となって提供するサービスにファンの期待も高まる。池口氏は「音楽、映像、デジタル技術をはじめとするエンターテインメントでファンのためのサービスを展開する。熱狂できる環境をつくっていきたい」と話した。コンテンツを海外へ発信することも視野に入れており、東海林氏は「日本ラグビーの魅力を世界へ届けていきたい」と見据えた。

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2022年12月6日のニュース