ブレイディーが残り3分から圧巻の2TD バッカニアーズが1点差で逆転勝ち

[ 2022年12月6日 14:20 ]

雄叫びをあげるバッカニアーズのQBブレイディー(AP)
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 NFLは5日、フロリダ州タンパで第13週マンデーナイトの1試合を行い、NFC南地区首位で地元のバッカニアーズがセインツに17―16(前半3―10)競り勝って6勝6敗。第4Q残り3分からQBトム・ブレイディー(45)が2つのTDパスを通して試合をひっくり返した。ブレイディーが第4Q以降に逆転のドライブを成立させたのは通算44回目。ペイトン・マニング(元コルツ&ブロンコス)を抜いて単独の史上最多となった。

 
 ブレイディーは前半終了間際に今季3回目のインターセプトを喫するなどNFC南地区最下位のセインツに苦戦。第4Q6分58秒にFGを決められたところでチームは3―16と13点差をつけられた。

 ブレイディーは第4Qの残り3分、91ヤードを10回のドライブでカバーし、最後は新人TEケイド・オットン(23)に1ヤードのTDパスを成功させて6点差。守備陣の奮闘で残り2分29秒から自陣37ヤード地点から再び攻撃権を得た。

 しかし残り16秒にエンドーゾンにいたWRクリス・ゴッドウィン(26)に通ったパスは、OTドノバン・スミス(29)がホールディングの反則をコールされて取り消され、なおかつ10ヤードの罰退。それでもブレイディーはあきらめず、残り8秒からのプレーで新人RBラシャード・ホワイト(23)に6ヤードのTDパスを成功させて(残り3秒)、わずか2分57秒間で14点を加えて土壇場で勝利をものにした。

 ブレイディーは54回中34回のパスを成功させて281ヤードと2TDをマーク。残り3分から13点差をはねのけて勝ったのは23シーズン目で初めての出来事となった。

 セインツは4勝9敗。QBアンディー・ドールトン(35)は28回中20回のパス成功で229ヤードと1TDを記録したものの、勝利目前でブレイディーの前に屈する形となった。
 
 <NFC南地区順位>
(1)バッカニアーズ(6勝6敗)
(2)コルツ(5勝8敗)
(3)パンサーズ(4勝8敗)
(4)セインツ(4勝9敗)

 <第13週の結果>
 ▼1日
ビルズ(9勝3敗)24―10*ペイトリオッツ(6勝6敗)
 ▼4日
*スティーラーズ(5勝7敗)19―16*ファルコンズ(5勝8敗)
パッカーズ(5勝8敗)28―19*ベアーズ(3勝10敗)
*ライオンズ(5勝7敗)40―14ジャガーズ(4勝8敗)
*バイキングス(10勝2敗)27―22ジェッツ(7勝5敗)
*ジャイアンツ(7勝1分け4敗)20―20コマンダーズ(7勝1分け5敗)
*イーグルス(11勝1敗)35―10タイタンズ(7勝5敗)
*レイブンズ(8勝4敗)10―9ブロンコス(3勝9敗)
ブラウンズ(5勝7敗)27―14*テキサンズ(1勝1分け10敗)
シーホークス(7勝5敗)27―23*ラムズ(3勝9敗)
*49ers(8勝4敗)33―17ドルフィンズ(8勝4敗)
*ベンガルズ(8勝4敗)27―24チーフス(9勝3敗)
*レイダース(5勝7敗)27―20チャージャーズ(6勝6敗)
*カウボーイズ(9勝3敗)54―19コルツ(4勝1分け8敗)
 ▼5日
*バッカニアーズ(6勝6敗)17―16セインツ(4勝9敗)
 *はホームチーム

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