羽生結弦さん「プロローグ」千秋楽…全身全霊10曲 東京Dでアイスストーリー「GIFT」開催も発表

[ 2022年12月5日 16:17 ]

<プロローグ八戸公演>「春よ、来い」を演じる羽生結弦さん(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌五輪を連覇し、今年7月にプロ転向した羽生結弦さん(27)による単独アイスショー「プロローグ」の八戸公演が5日、青森県八戸市のフラット八戸で行われた。プロ転向後初となる東北でのアイスショー最終日で、この日が「プロローグ」自体の千秋楽となった。

 序盤は伝説的プログラム「SEIMEI」や、三味線とともにジュニア時代のエキシビション曲「CHANGE」を演じた。リクエストコーナーでは「オトナル(秋によせて)」「シング・シング・シング」を舞った後に、「心の傷をえぐりながら」編集したという東日本大震災から立ち上がる映像の後に「鎮魂の意味を込めて」八戸にゆかりのある「悲愴」を披露し、観客の涙を誘った。

 12月7日に28歳の誕生日を迎える羽生さんへ、会場からのサプライズ祝福もあり「(2日前で)まだ生まれてないんですけどね(笑い)。本当にありがとうございます」と照れる場面あった。「ロミオ+ジュリエット」やプロジェクションマッピングを使った「いつか終わる夢」「春よ、来い」でも魅了し、アンコールでは「パリの散歩道」を舞い、最後に「ロシアより愛を込めて」のフィニッシュポーズで締めた。

 千秋楽を終えると、多くの感情が入り交じった涙を見せた羽生さんは「正直、アマチュア終わったらこんな景色、二度と見られないんだろうなと思っていました。すごく怖かったです」と明かし「こうやってまた皆さんの前で滑ることができて、僕なんかの演技を待ってくださって、これ以上ないくらい報われています」と話した。

 また、終幕後に来年2月26日に東京ドームでアイスストーリー「GIFT」を開催することが映像で発表された。

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2022年12月5日のニュース