五輪女王の素根輝 左膝手術乗り越え優勝「必ず優勝する気持ちで挑んだ」

[ 2022年12月5日 04:45 ]

柔道グランドスラム東京大会最終日 ( 2022年12月4日    東京体育館 )

表彰台で笑顔の素根(撮影・白鳥 佳樹)
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 女子78キロ超級では東京五輪金メダルの素根が準決勝、決勝と日本人対決を制して優勝。五輪女王の実力を見せつけ「必ず優勝する気持ちで挑んだので良かった」と相好を崩した。3月に左膝を手術。6月に稽古を再開し、8月のアジア選手権の時点では「まだ痛みがあった」というものの優勝し、この日の準決勝では世界選手権3位の冨田に完勝。国内敵なしを印象づけたが、「まだ技術、技の切れ、パワーも足りない」と貪欲だった。

 <女子48キロ級 高校3年宮木V「元気に戦えた」>シニアの国際大会初出場だった高校3年生の宮木が、準決勝、決勝と日本人対決を制して優勝。「高校生らしく、元気に戦えた」と息を弾ませた。準決勝では延長6分過ぎにポイントを奪い、決勝でも指導2と追い込まれた状況から起死回生の背負い投げで技ありを奪った。「スロースタートのところは直さないといけない」と反省したが、17歳らしからぬ勝負度胸を発揮。「パリ五輪を目指してやっていきたい」と目を輝かせた。

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2022年12月5日のニュース