渋野 森保ジャパンから刺激の10位 時差ボケで“奇跡”見逃すも「勇気をもらった」

[ 2022年11月25日 05:05 ]

女子ゴルフツアーツアー選手権リコー杯   第1日 ( 2022年11月24日    宮崎県 宮崎CC=6487ヤード、パー72 )

<リコーカップ・初日>18番、ラウンドを終え原英莉花(左)とハグする渋野日向子(撮影・西尾 大助)
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 前週、米女子ツアー最終戦を終え、強行軍の渋野日向子(24=サントリー)は4バーディー、1ボギーの69で回り、3アンダーで首位と3打差の10位と上々の発進となった。前夜は時差ボケの影響でW杯カタール大会での「ドーハの奇跡」を見逃すも世界で戦う森保ジャパンから刺激をもらった。年間女王の山下美夢有(21=加賀電子)が6アンダーで単独首位に立った。

 4メートルの難解なスライスラインを沈め、最終18番をバーディーで締めた。渋野が「癖が強過ぎる」と言う高麗芝グリーンも攻略。見た目で判断の難しい芝目もタッグを組むハウスキャディーの助言を生かした。13番のバーディーは左足下がりのバンカーショットを1メートル強につけて「ドヤ顔でした」と笑わせた。上々の発進となった。

 22日に米国から帰国したばかり。まだ時差ボケも残り、前夜は午後9時に就寝してしまった。W杯での「ドーハの奇跡」も今朝知った。「マジで!ってすぐにテレビをつけて見ました。(中継を)見れば良かったです。日本を代表して世界で戦う。勇気をもらいます」。渋野も米ツアー参戦1年目を終えたばかり。刺激にならないはずがなかった。

 《年間王者・美夢有が単独首位発進》年間女王の山下が11番からの4連続を含む6バーディー、ボギーなしで単独首位に立った。「ティーショットが安定していて18番だけラフに入れてしまいましたが、それ以外は良かったです。一打一打集中して気がついたら6アンダーでした」。今大会で12アンダー以上となれば19年の申ジエ(69・9399)以来となる史上2人目の年間平均ストローク「60台」に到達する。快挙に向け最高のスタートを切った。

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