高安 初Vへ充実の4連勝で11勝目! ただ一人2敗死守 大関・正代は関脇への陥落決まる

[ 2022年11月25日 17:59 ]

大相撲九州場所13日目 ( 2022年11月25日    福岡国際センター )

上手投げで王鵬(右)を破る高安(撮影・成瀬 徹)
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 大相撲九州場所は25日、福岡国際センターで13日目の取組が行われ、前頭筆頭・高安(32=田子ノ浦部屋)が前頭13枚目・王鵬(22=大嶽部屋)との直接対決を制し、ただ一人2敗を守った。大関・貴景勝(26=常盤山部屋)、関脇・豊昇龍(23=立浪部屋)、王鵬ら4人が10勝3敗とした。

 前頭筆頭・高安は、力強い取組で前頭13枚目・王鵬を上手投げで破り4連勝で11勝目。優勝争いに名を連ねるのは今年出場した4場所で3度目である。今度こそ、と悲願の初優勝に挑みながら何度も逃してきた32歳は初優勝が視界に入ってきた。王鵬は前日に「夢見ていた幕内上位で優勝争いもできてうれしい」と語り気負いはなかったが、痛い3敗目を喫した。

 関脇・豊昇龍は、結びの一番で大関・貴景勝に押し出しで敗れ2連敗。同学年で同じ18年初場所初土俵のライバルの王鵬らとともに高安を追う。

 カド番の大関・正代は小結・玉鷲に押し出しで敗れ、痛恨の8敗目。関脇への陥落が決まった。

 前頭9枚目・阿炎は前頭15枚目・輝を突き出しで破り10勝目を挙げた。前日の取組後には「しっかり上手を取って最後まで離さなかったので」と休場明けの勝負勘もバッチリ。3敗を守った。

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