星野 逆転賞金王へ“負けられない戦い”3打差3位発進「ここで勝って逆転を起こせるように」

[ 2022年11月25日 05:05 ]

男子ゴルフツアーカシオ・ワールドオープン   第1日 ( 2022年11月24日    高知県 Kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72 )

<カシオワールド第1日>10番、ティーショットの行方を見つめる星野陸也(撮影・井垣 忠夫)
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 賞金ランキング2位の星野陸也(26=興和)が5バーディー、ボギーなしの67と伸ばし、5アンダーで首位と3打差の3位と好位置につけた。逆転賞金王への最低条件は残り2戦を2連勝。トップの比嘉一貴(27=フリー)が圧倒的に優位だが、賞金王レースでの“大番狂わせ”を狙う。64をマークしたC・キム(32=米国)が単独首位、ホストプロの石川遼(31=CASIO)は69の30位で滑り出した。

 星野にとっては、まさに“負けられない戦い”が続く。逆転賞金王には残り2戦で2連勝が必要。その厳しい条件下で、3位の好発進を決めた。

 「ショットの調子が戻った」と5バーディー、ボギーなしと隙のない内容だ。今季は2種類の1Wを使い分けているが、今週は10月の今季初優勝時と同じスリクソンZX5を選択。上向いたショットが好スコアを支えた。

 小学時代には地元サッカーチームで主将を務めており、W杯の日本代表に注目している。生観戦は控えたが、朝にドイツ戦の動画を繰り返し見た。「半端ねえ、と。燃えましたね」。賞金王レースでは圧倒的な劣勢。だが、「ここで勝って逆転を起こせるように一日一日やっていきたい」と言った。ゴルフ界でも大番狂わせを起こす。

 ▼30位石川遼 難しい流れだったけど、必死にスコアをつくった感じ。(3年ぶり出場のホストプロは69で滑り出し)

 《賞金王王手の比嘉は出遅れ71位》前週のダンロップ・フェニックスで今季4勝目を挙げ、賞金王に王手をかけている比嘉は72で71位と出遅れた。31パットとグリーン上で苦戦して「思ったところに打てていたけど、読み切れていなかった」。賞金ランク2位の星野が優勝しても、自身が単独8位以内に入れば今大会での初戴冠が決まる。「優勝した翌週で調子も悪くない。しっかり予選を通って、週末に優勝を狙える位置にいけたら」と巻き返しを誓った。
 

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