三段目は一翔と日翔志が全勝で優勝決定戦へ ともにしこ名は下の名前

[ 2022年11月25日 14:36 ]

大相撲九州場所13日目 ( 2022年11月25日    福岡国際センター )

<九州場所12日目>頂(左)をおくりだしで破る一翔 (撮影・成瀬 徹)
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 三段目は一翔(かずと=18、立浪部屋)と日翔志(ひとし=25、追手風部屋)が7戦全勝と星を伸ばした。

 6戦全勝だった一翔が1敗の頂(28=伊勢ノ海部屋)を破った。激しい押し合いから相手のいなしに泳いで土俵際まで追い込まれたが、逆に右からいなし返して送り出し。この時点で、一翔の三段目優勝決定戦進出が決まった。「攻められたら動いて動いてと意識していたので思ったとおりにできたかな」と納得の内容。今場所は4番相撲で元幕内の天風(31=押尾川部屋)を圧倒するなど出足の鋭さが光っている。今場所前から関脇・豊昇龍や幕内・明生、十両・天空海ら部屋の関取衆とも申し合い稽古を行って立ち合いを強化してきた成果が表れた。

 もう一人の優勝決定戦進出者は日翔志。立ち合い右でカチ上げてから下がりながらの左突き落としで高橋(23=二所ノ関部屋)との全勝対決を制した。

 千秋楽、この2人が優勝決定戦で戦うことに。一翔の本名は藤田一翔で日翔志の本名は沢田日登志。日翔志の「翔」は本名と漢字は違うが読みは同じ。下の名前をしこ名にしている両者の対決となる。

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