吉田知那美「ロコ・ソラーレは小栗祐治さんのレガシーの一部」 日本カーリング界の発展誓う

[ 2022年11月9日 13:02 ]

オンラインでの優勝会見で笑顔のカーリング女子日本代表ロコ・ソラーレ(左から)石崎琴美、吉田夕梨花、鈴木夕湖、吉田知那美、藤沢五月
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 カーリングのパンコンチネンタル選手権(PCCC)で優勝した女子日本代表ロコ・ソラーレのメンバーが9日、オンラインでの優勝会見に臨み、新設された大会で初代女王となった喜びなどを語った。

 今大会では男子代表のSC軽井沢も4位となり、来年の世界選手権(4月、カナダ・オタワ)の出場枠を獲得した。スキップの藤沢五月(31)は「正直、北京オリンピックは男子がいなくて寂しかった。やっぱり男女で戦えるのはうれしい。お互いに刺激し合って世界のトップで戦えるようになれたら」と話した。

 今後は世界選手権出場に向け、日本国内で代表の座を争うことになる。サードの吉田知那美(31)は「私たちは日本に日本にカーリングを持ってきてくれた小栗祐治さんが残してくれたレガシーの一部でもある」と、17年5月に88歳でなくなった常呂カーリング協会初代会長の名を挙げてロコ・ソラーレの“現在地”を表現。「私たちが今、カーリング界に貢献できることは、私たち自身が強くなっていくこと。ロコ・ソラーレとしても日本女子カーリングチームとしても国を強くする気持ちを持ちながら、日本で勝つこと、日本のレベルを世界一にするための道も、両方の道で私たちが今すべきことを頑張っていきたい」と、今後も日本カーリング界のけん引役となることを誓った。

 チームはカナダ・オークビルでの大会に出場し、12月16日に開幕する軽井沢国際に合わせて帰国する予定となっている。

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2022年11月9日のニュース