36歳妙義龍「闘志はある」 37歳玉鷲優勝に刺激

[ 2022年11月9日 04:10 ]

順調な調整を披露する妙義龍
Photo By 代表撮影

 大相撲九州場所(13日初日、福岡国際センター)に向け、ベテランの平幕・妙義龍(36)が充実ぶりをアピールした。8日、福岡県大野城市の境川部屋で平幕・佐田の海、平戸海との申し合いで12勝2敗。「常に同じペース。やることは変えてますけど基本は変わってない」と謙遜するものの、前みつを取って一気に走る速攻など厳しい取り口が光った。

 10月に36歳になったが「今は大きなケガがない。だましだましでやっているわけでなく、思い切り稽古できるから年齢関係なく元気です」という。秋場所では玉鷲が37歳10カ月で2度目の優勝を果たしたのも刺激になっている。「闘志はある。強い上位とやりたいとか」と目を輝かせた。

 《霧馬山鼻手術 スッキリ快調》秋場所後の引退相撲や秋巡業を全休した小結・霧馬山は9月下旬に両鼻の蓄膿(ちくのう)を除去する手術を受けたことを明かした。鼻が詰まって夜中に起きる症状もなくなり「自分は頭から当たる相撲だが、怖がらずにいきたい」と抱負を語った。この日は福岡市南区の陸奥部屋で幕下以下の力士を相手に21番。今年春場所から4場所連続勝ち越しと力をつけており「本当に誰が優勝するか分からない。チャンスがある」と初優勝も視野に入れている。

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2022年11月9日のニュース