佐藤心結 03年度生まれ3人目Vに照準 昨年はPOで初V逃し「リベンジしたい気持ち強い」

[ 2022年10月6日 14:22 ]

練習グリーンで笑顔を見せる佐藤心結
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 女子ゴルフのスタンレー・レディースホンダは7日、静岡・東名CCで開幕する。ルーキーの佐藤心結(みゆ、19=ニトリ)にとっては女子高生アマだった昨年、プレーオフの末、渋野日向子(23)に敗れ、初優勝を逃した大会。6日の練習後、取材に応じ「プロとして戻ってこれたことすごくうれしいと思いますし、去年のリベンジを果たしたい気持ちは強いです」と意気込んだ。

 練習ラウンドでコースに立つと昨年の記憶がよみがえった。「この日はどこにピンが切ってあったとか鮮明に覚えていることが多くて特に18番は最終日の右奥ピンは一番記憶にある。試合をしていたときの雰囲気がまた味わえそうな気がしてわくわくしてきました」と話した。警戒するホールは10番パー3を挙げた。「長めのショートで去年の最終日は右ピンで右バンカーに外してしまった。パーオンさせることを優先したい」と話した。

 プロ1年目の今季、4~5月には出場7戦連続の予選落ちも経験した。ミスが重なり、自信を喪失。目標そのものが低くなり、メンタル面の不安が技術にも影響してしまったという。スランプ脱出のきっかけは憧れでもある宮里藍さんの言葉だった。

 「(5月の)ブリヂストンレディースに出場した時、宮里藍さんと話す機会に恵まれて考え方、ゴルフに対する向き合い方が変わりました。自分の中では藍さんはスランプなど経験していないと思ってたんですが、藍さんにも苦しんだ時期があったと聞いて誰にでもあるんだなと。自分で変えていかないといけない、待っていても変わらないというのを聞いて本当に気づかされました。次の週で予選を通過し、また自信が出てきました」。

 03年度生まれではすでに尾関彩美悠、川崎春花がツアー初優勝を飾っている。「残りの試合で優勝したい思いは強いです。みんなに着いていけるように。TOTOジャパンクラシック(今月17日時点でメルセデス・ランキング上位35人)、(今季優勝者らによる)ツアー選手権リコー杯も出場人数が限られる。そこに出られるように残りの試合頑張りたいです」と話した。

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2022年10月6日のニュース