東京五輪銀メダルの渡名喜が無念の敗退 準々決勝で反則負け 柔道世界選手権開幕

[ 2022年10月6日 19:05 ]

柔道世界選手権第1日 ( 2022年10月6日    ウズベキスタン・タシケント )

女子48キロ級3回戦 トルコ選手(右)を攻める渡名喜風南(共同)
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 女子48キロ級で東京五輪銀メダリストの渡名喜風南(27=パーク24)が準々決勝で敗退する波乱があった。スペイン選手と対戦した渡名喜は、ゴールデンスコアの延長戦で技に入った際、立ったまま相手の関節を極めたと判定され、反則負け。規定により本来回れるはずの敗者復活戦に進めず、7位という結果に終わった。

 東京五輪では惜しくも銀メダルに終わった渡名喜は、「大きなケガなくここまで来られた。体の調子はいいと思う」と順調な調整過程を踏んで、今大会に臨んでいた。2回戦、3回戦と危なげなく勝ち上がっていたが、準々決勝でまさかの落とし穴が待っていた。

 女子48キロ級は渡名喜のほか、昨年6月の世界選手権を制した角田夏実(了徳寺大職)も出場。両者が順当に勝ち上がれば決勝で直接対決を迎えるはずだったが、まさかの敗退で24年パリ五輪の代表争いでライバルにリードを許した。

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