河本 松山、金谷に続く3人目の新人ツアー2勝目 4差2位から逆転!!

[ 2022年10月3日 04:11 ]

男子ゴルフツアー バンテリン東海クラシック最終日 ( 2022年10月2日    愛知県 三好CC西C=7300ヤード、パー71 )

<バンテリン東海C・最終日>優勝カップを手に笑顔の河本力(撮影・井垣 忠夫)
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 首位に4打差の2位から出た飛ばし屋・河本力(22=フリー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの69とスコアを伸ばし、通算13アンダーで8月のSansan・KBCオーガスタに続くツアー2勝目を逆転で飾った。ルーキーシーズンの複数回優勝は85年以降では13年松山英樹、20~21年金谷拓実に続き3人目。首位から出た桂川有人(23=国際スポーツ振興協会)は74と崩れ、通算12アンダーの2位に終わった。

 最終18番。5メートルのバーディーパットを沈めた河本はガッツポーズに続いて秋空に右手を高々と突き上げた。

 グリーン脇では日体大の1年後輩で、プロ2戦目の中島と勝利の抱擁。「(中島)啓太にもいい刺激を与えられたんじゃないかと思います」。昨年9月のパナソニック・オープンで史上5人目のアマ優勝を果たした超大物新人の一歩先を行くツアー2勝目。涙で顔をくしゃくしゃにした35日前のツアー初優勝と違い、笑顔いっぱいのVシーンだった。

 今季の1Wの平均飛距離はこの部門の2位に20ヤード差の326.41ヤードで断トツ。昨季の米ツアー1位C・チャンプの321.4ヤードをも上回る世界トップレベルの飛距離を誇る。この日も首位タイで迎えた15番パー5で約355ヤードの飛距離を稼ぎ出し、残り214ヤードの第2打を6Iでピン手前2メートルに運んで一歩抜け出す会心のイーグル。圧倒的パワーで勝利をもぎ取った。

 この優勝で賞金ランキングは17位から6位に浮上した。「今の自分のレベルを知りたい」と切望する米ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(10月13~16日、千葉・アコーディア習志野CC)出場も確定。世界基準のパワーで次は世界と戦う。

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2022年10月3日のニュース