イーグルスが18年ぶりの開幕4連勝 ビルズはレイブンズとの激闘を制して3勝目

[ 2022年10月3日 10:14 ]

イーグルスのQBハーツの健闘を称えるジャガーズのピーダーソン監督(AP)
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 NFLは2日に第4週2日目の14試合を行い、イーグルスは地元フィラデルフィア(ペンシルベニア州)でジャガーズを29―21(前半20―14)で下し、18年ぶりの開幕4連勝(2004年は開幕7連勝)を飾った。

 対戦したジャガーズを今季から率いているのは、イーグルスを2018年のスーパーボウル制覇に導いたダグ・ピーダーソン監督(54)で、試合会場となったリンカーン・ファイナンシャル・フィールドに詰めかけた7万人のファンは試合前、“敵将”に敬意を表してスタンディング・オベーション。そのジャガーズは第1Qを14―0として試合を優位に進めた。

 しかしイーグルスは第2Qに反撃。QBジェイレン・ハーツ(24)らを含む3選手がランでTDをマークし、このクオーターを20―0として試合をひっくり返した。

 RBマイルズ・サンダース(25)は27回のキャリーで134ヤードと2TD。イーグルスはチームの総ラン獲得で「210ヤード―71ヤード」とジャガーズ(2勝2敗)を大きく上回った。

 一方、V候補の一角、ビルズは敵地ボルティモア(メリーランド州)でレイブンズに23―20(前半10―20)で競り勝って3勝1敗。前半では流れをつかめなかったが、第3Qの11分34秒、QBジョシュ・アレン(26)が11ヤードを走破して同点のTDを奪うと、第4Qの終盤では守備陣が奮起。自陣2ヤード地点まで攻め込まれたものの、レイブンズのQBラマー・ジャクソン(25)がエンドゾーンにいたWRデビン・デュバネイ(25)をターゲットとして投げたパスを、セーフティーのジョーダン・ポイヤー(31)が値千金のインターセプト。このあとのドライブを終了直前でのFG(21ヤード)につなげて勝利を収めた。

 レイブンズ(2勝2敗)のジャクソンは29回中20回のパスを通して144ヤードと1TDを稼いだがインターセプトも2回。20―20で迎えた最後の場面は「フォースダウン&2ヤード」という状況でFGという選択肢もあったがTDを狙い、これが裏目となった。ビルズ守備陣の圧力を受けて18ヤード地点まで下がって投げた苦しまぎれのパスが失敗。痛恨のインターセプトとなってビルズに攻撃権を与えてしまった。

 QBダク・プレスコット(29)を開幕戦での負傷(右手親指)で欠いているカウボーイズは地元アーリントン(テキサス州)でコマンダーズを25―10(前半12―7)で退けて3勝1敗。プレスコットに代わって先発を務めているQBクーパー・ラッシュ(28)は27回中15回のパス成功で223ヤードと2TDをマークしてチームの3連勝に貢献した。

 ラッシュは昨年10月31日のバイキングス戦で初先発を務めて20―16で勝利を収め、ドラフト外入団のQBながら先発としてはデビュー以来、4戦全勝。今季は102回のパス試投(成功62回)でまだ一度もインターセプトを喫していない。

 <第4週の結果とカード>
 ▼9月29日
*ベンガルズ(2勝2敗)27―15ドルフィンズ(3勝1敗)
 ▼2日
バイキングス(3勝1敗)28―25*セインツ(1勝3敗)
*ファルコンズ(2勝2敗)23―20ブラウンズ(2勝2敗)
*カウボーイズ(3勝1敗)25―10コマンダーズ(1勝3敗)
シーホークス(2勝2敗)48―45*ライオンズ(1勝3敗)
タイタンズ(2勝2敗)24―17*コルツ
*ジャイアンツ(3勝1敗)20―12ベアーズ(2勝2敗)
*イーグルス(4勝)29―21ジャガーズ(2勝2敗)
ジェッツ(2勝2敗)24―20*スティーラーズ(1勝3敗)
ビルズ(3勝1敗)23―20*レイブンズ(2勝2敗)
チャージャーズ(2勝2敗)34―24*テキサンズ(1分け3敗)
カージナルズ(2勝2敗)26―16*パンサーズ(1勝3敗)
*パッカーズ(3勝1敗)27―24(延長)ペイトリオッツ(1勝3敗)
*レイダース(1勝3敗)32―23ブロンコス(2勝2敗)
*バッカニアーズ(試合中)チーフス
 ▼3日
*49ers―ラムズ
 *はホームチーム

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