比嘉一貴　16歳のツアーデビュー戦で洗礼浴びた原点コースで2週連続Vに照準

比嘉一貴
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　ANAオープンは15日、北海道・札幌GC輪厚Cで開幕する。前週のシンハンドンヘ・オープンで今季3勝目を飾った比嘉一貴（27＝フリー）は16歳でツアーデビューした思い出の地で2週連続Vに照準を定めた。この日、取材に応じ「高校1年のとき、マンデー（予選）を通過して初めてトーナメントに出た大会で同時にプロの洗礼を思い知らされた。その分、勝ちたいです」と話した。

　11年前の苦い記憶は今も残る。マンデー予選をトップ通過し、自信を持って臨んだ初のトーナメントは予選とは別世界だった。グリーンの硬さをはじめとするコースコンディションや会場の雰囲気にも圧倒された。「あっ、石川遼さんだという感じです。テレビの世界の人たちがいっぱいいて雰囲気にも飲まれました」

　結果は「惜しくもない予選落ちでした。いつかは勝ちたいと思いました」と振り返る。あれから11年、前週は5打差逆転Vを飾り、今季賞金ランクも断トツの首位に立つ状況で乗り込んできた。この日はプロアマ戦で調整。「ラフが短くグリーンが柔らかいのは僕にとってはプラス。思い入れのある大会なので勝ちたいです」と前を向いた。