体操女子代表・平岩優奈　五輪後から「生きた心地しないぐらい毎日つらい」17日開催シニア大会出場辞退へ

平岩優奈
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　東京五輪の体操女子日本代表、平岩優奈（23＝イーグル）が3日までに自身のYouTubeチャンネルを更新し、17日から行われる「第55回全日本シニア・マスターズ体操競技選手権大会」の出場を辞退することを伝えた。

　2日に自身のYouTubeを更新し、シニア大会の出場を辞退することを伝えた平岩。理由について「ケガもあるんですけど、それだけではなくて去年の夏ぐらいから自分の気持ちが前に向けてなくて」と明かした。

　「ファンの方の気持ちに応えたいと思って、今年の全日本の種目別に出場したんですけど、思うように体が動かなかった」と6月18日から行われた第76回全日本体操種目別選手権では平均台に出場したが7位と振るわなかった。

　全日本種目別選手権終了後、練習に励んだものの「オリンピックが終わった後に、気持ち的に追い込まれてしまって。そこからなかなか立ち直れず。結構私の中では大きい出来事で。終わった後とかも生きた心地がしないぐらい毎日つらいというか前を向けずにいて。病院に通ったり」と東京五輪後からの悩みを明かした。

　涙声になりながら「シニアの応援に来てくれると伝えてくれた方の期待に応えられなくて、すいません」と謝罪。それでも「私が今唯一体操ができる場所がYouTubeなので、できない自分を責めたりとか、自分自身を攻撃することもなく、心から体操を楽しめる場所になったので、これからも頑張っていきます」と必死に前を向いた。