サーフィン世界選手権初代表の上山キアヌ久里朱「勢いとタフさで闘う」

[ 2022年9月2日 20:52 ]

御前崎のビーチを背に気合を入れる上山
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 サーフィンの世界選手権に相当するワールドゲームズ(16~24日、米カリフォルニア州ハンティントンビーチ)の日本代表に初選出された男子の上山キアヌ久里朱(21)が2日、静岡県御前崎市で報道陣の取材に応じ、2週間後の大舞台に向けて「最初は信じられない気持ちだったが、今は挑戦しようという気持ちになっている。ワールドゲームズは団体戦もあるので、チームに貢献できるように頑張りたい」と意気込みを語った。

 サーフィンは24年パリ五輪でも採用が決まっており、今大会の男女各国別1位には出場枠が追加され、最大で3人が出場できる可能性がある。「目標であり夢でもある」と話す上山にとっても、五輪代表の可能性を広げるために重要な試合に。「(日の丸を背負うのは)うれしい。若手なので、勢いとタフさで闘いたい」と話した。

 チームメートとなるのは東京五輪の銀メダリストでワールドゲームズでも2度の準優勝を誇る五十嵐カノア(木下グループ)と、2度の4位の実績を誇る村上舜の2人。特に米国育ちで拠点も海外の五十嵐とは初めての“共闘”。「1日も無駄にしないようにしたい。一緒に生活もして吸収したい」と世界最高峰のプロツアーでも今季トップ5に入った第一人者からどん欲に学ぶ姿勢を示した。

 18年には世界ジュニア選手権の18歳以下の部で優勝を果たした上山。初のシニア最高峰の舞台でも活躍し、パリ五輪代表へと駆け上がる。

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2022年9月2日のニュース