新十両・菅野改め栃武蔵「一番早く幕内に上がれるように」中大同期の豪ノ山ら同学年をライバル視

[ 2022年7月27日 14:41 ]

新十両昇進が決まった菅野改め栃武蔵(日本相撲協会提供)
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 大相撲秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)での新十両昇進が決まった菅野改め栃武蔵(23=春日野部屋)が部屋からオンライン会見を行った。

 三段目付け出しデビューから所要9場所での昇進を機にしこ名を本名の「菅野」から「栃武蔵」に改めた。由来は出身地の埼玉県「武蔵の国」から。小中学生時代に所属した埼玉・入間少年相撲クラブの西澤正夫監督と師匠の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)が明大相撲部の同級生だった縁もあり、2人で相談して決めたという。春日野親方は「名前を大きくするのは本人次第」と、地元を背負うしこ名をつけた愛弟子に期待を込めた。

 栃武蔵と同学年の学生相撲出身力士には、同時に新十両が決まった金峰山(25=木瀬部屋)と、名古屋場所新十両の欧勝馬(25=鳴戸部屋)、豪ノ山(24=武隈部屋)がいる。特に豪ノ山とは中大のチームメートだったということもあり「悔しかったので早く上がって抜かそうと思っている」とライバル視。「一番早く幕内に上がれるように頑張ります」と早くも次を見据えた。

 ◇栃武蔵 陽太(とちむさし・ようた)本名=菅野陽太。1999年(平11)1月11日生まれ、埼玉県入間市出身の23歳。小4から入間少年相撲クラブで相撲を始め、黒須中3年時に全国都道府県中学生大会8強。和歌山・箕島高2年時に全国高校選抜大会優勝。3年時に全国高校金沢大会優勝。世界ジュニア選手権無差別級準優勝。中大2年時に全国学生選手権優勝。3年時に東日本学生体重別大会無差別級優勝。4年時に全国学生選手権8強。21年春場所、春日野部屋に入門。三段目付け出しでデビュー。1メートル82、154キロ。

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