西村優菜が単独首位浮上 8番の「ラッキー」エースで勢い 

[ 2022年7月9日 04:30 ]

女子ゴルフツアー ニッポンハム・レディース第2日 ( 2022年7月8日    北海道 桂GC=6763ヤード、パー72 )

<ニッポンハムレディスクラシック2日目>8番でホールインワンを達成した西村はホールアウト後に笑顔でポーズを決める(撮影・会津 智海)
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 1打差4位から出た西村優菜(21=スターツ)が8番パー3(161ヤード)で自身ツアー2度目のホールインワンを達成した。これを含む1イーグル、3バーディー、ボギーなしの67をマークして通算10アンダーの単独首位に浮上。エースの勢いに乗って今季2勝目、通算6勝目を目指す。2打差の2位には吉田優利(22=エプソン)、ペ・ソンウ(28=韓国)が続いた。

 グリーン右手前に池がある実測165ヤードの8番パー3。6Uでのティーショットは、西村の想定よりも少し右に出た。「分厚い当たりだから池は大丈夫かな」とティーを拾い始めた時に「入る!入る!」という観客の声が聞こえた。ツアー2度目、自身4度目のエースで単独首位浮上だ。

 「自分の打ちたいところに出球が出なかったけど、ラッキーだった。自分でもびっくりし過ぎて、ちゃんと見えていないかも」

 今大会は、ここまで2日間ボギーなし。朝の練習では理想のスイングができていなかったというが、的確なコースマネジメントで対応し、「5アンダーは凄く大きい」。実は、昨年大会も同じように単独首位で第2日を折り返した。だが、最終的に5位に終わり「ここからリベンジに向けて頑張りたい」と闘志を燃やしている。

 モチベーションはそれだけではない。メジャーのエビアン選手権(フランス)とAIG全英女子オープン(英国)出場に向けて来週渡欧する。大一番前、最後の国内戦。海外対策としてインパクト後に抜けの良いウエッジを新投入するなど「気合は十分」。その“新兵器”が、北海道の洋芝でも生きている。

 決勝ラウンドに向けて、「最終日をいい位置で迎えられるようにしたい」と西村。今季2勝目を手にして、その勢いのままメジャーに挑めたら最高だ。

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