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日体大・花田秀虎の相撲&アメフト二刀流生活 NFL見据え英語も勉強「めちゃくちゃ忙しい」

[ 2022年6月30日 05:00 ]

日体大のアスレティックデパートメント強化指定選手認定式に出席した花田秀虎
Photo By スポニチ

 一昨年の全日本相撲選手権を制した元アマチュア横綱の花田秀虎(日体大3年)が29日、東京・世田谷キャンパスで行われた強化指定選手認定式に出席した。大学卒業後はアメリカンフットボールでNFLに挑戦し、その後角界入りして横綱を目指す。壮大な夢への第一歩として、日本代表として出場するワールドゲームズ(7月7日に開幕、米バーミングハム)でまずは「相撲世界一」の勲章を手に入れる。

 夢の二刀流挑戦へ、世界にその名をアピールする絶好の機会だ。角界注目の逸材が、シニアの部では初めてとなる世界大会で「重量級と無差別級で優勝」と2階級制覇を目標に掲げた。

 花田は高校で日本一とU―18世界一を経験し、日体大では1年生ながら全日本選手権を制するなど輝かしい実績を残してきた。今年3月、アメフトのXリーグ合同トライアウトを受験。相撲部に在籍しながらの異例の二刀流挑戦を表明して注目を浴びた。

 現在は本業の相撲が週6回、アメフトの練習が週2、3回。日体大相撲部では上級生が雑用を行うルールになっており、今年から道場の掃除やちゃんこ番も務める。NFL挑戦を見据えて英語の勉強もしており、休みのない生活に「めちゃくちゃ忙しいです」と苦笑い。防具をつけた練習はほどんど行わず、現役Xリーグ選手の栗原崇(34、イコールワン福岡SUNS)の指導の下、ラダートレーニングなどで俊敏性を鍛えている。体重135キロながら40ヤード走のタイムは5秒1。「スピード面が立ち合いに生きている。相撲に良い影響が出ている」と約4カ月間の成果を早くも実感した。

 相撲部の齋藤一雄監督(54)からは二刀流挑戦を容認されながらも「大学4年までは相撲を第一に」と言われている。アメフトの練習のために相撲の練習を休むということはなく、本業には一切支障は出ていない。今季は5月の全国大学選抜宇佐大会と全国大学社会人対抗九州大会で個人優勝を果たしており、相乗効果で実力を存分に発揮している。

 ワールドゲームズの大会期間中はアラバマ大学に宿泊する予定。米アメフト界随一の強豪大学で「アメフトの練習見られるかは分からないけど、刺激をもらって日本に帰りたい」と気持ちを高めた。世界へ羽ばたく20歳は「僕の存在をしっかりアピールするために、何としても優勝しなければいけない」と、相撲の世界一だけでなくその先の大きな夢も見据えた。

 ◇花田 秀虎(はなだ・ひでとら)2001年(平13)10月30日生まれ、和歌山県出身の20歳。小学2年でレスリング、柔道と並行して相撲を始め、和歌山・西和中3年時に全中準優勝。和歌山商高2、3年時に全国高校金沢大会と世界ジュニア選手権無差別級でそれぞれ2連覇。日体大1年時に全日本選手権優勝。2年時に全国学生選手権準優勝。今年3月、アメリカンフットボールの日本社会人Xリーグの合同トライアウトに参加した。1メートル84、135キロ。

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