谷川兄弟 世界体操残り2枠ゲット!兄・航「いつも通りという安心感」弟・翔「金獲れる」

[ 2022年6月20日 05:30 ]

体操 全日本種目別選手権最終日 ( 2022年6月19日    東京体育館 )

兄弟で日本代表に決まり笑顔を見せる谷川航(右)と谷川翔(撮影・会津 智海)
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 各種目の決勝が行われ、世界選手権(10~11月、英リバプール)男女代表の残り2枠ずつが決まった。男子は東京五輪代表の谷川航(25=セントラルスポーツ)と弟の翔(かける、23=同)が19年以来3年ぶりに兄弟そろって代表入り。女子は段違い平行棒を制した深沢こころ(20=筑波大)と、跳馬、平均台、床運動の3種目で表彰台に立った坂口彩夏(19=日体大)が初選出された。

 先に泣いたのは兄の航だった。ハグして喜びを分かち合い、つられるように弟の翔も涙した。昨夏の東京五輪では実現しなかった兄弟同時代表。ここがゴールではないことは理解していたが、安堵(あんど)感が2人を包み込んだ。

 航は跳馬と平行棒、つり輪、翔はあん馬、平行棒での貢献度が評価されての代表入り。航は前日の予選を終えた時点で選出確実とされていたが、翔は兄が「自分の演技よりもハラハラした」と明かしたほど、杉野(徳洲会)と激しく争った。最終的には杉野が鉄棒でミスをして得点を伸ばせず。翔は「自分が(団体戦の)貢献度の点数を上げたので、そこは自分の力で勝ち取ったと言っていいと思う」と胸を張った。

 兄弟同時出場について航は「いつも通りという安心感がある」とプラス面を強調する。5人中4人が19年世界選手権のメンバー。翔は「この3年間でレベルアップした。やるべきことをやれば金は獲れる」と、3年前には果たせなかった団体金メダルを誓った。

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2022年6月20日のニュース