松山 強風に負けず6差17位浮上にも「ノーバーディーはつらいですね」

[ 2022年6月20日 02:30 ]

米男子ゴルフツアー 全米オープン第3日 ( 2022年6月18日    マサチューセッツ州 ザ・カントリークラブ=7254ヤード、パー70 )

第3ラウンド、16番でティーショットを放つ松山。通算2オーバーで17位
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 5打差の24位から出た松山英樹(30=LEXUS)は2ボギーの72で回り、通算2オーバーでホールアウト。強風とタフな設定で多くの選手がスコアを落とす中、松山もノーバーディーながら首位と6打差の17位に順位を上げた。ウィル・ザラトリス(25=米国)、マシュー・フィッツパトリック(27=英国)が通算4アンダーで首位に並んだ。

 何とか上位戦線に踏みとどまった。タフな設定に加え、朝から強風。松山にはツキもなかった。1オンも狙える310ヤードの5番パー4。ラフからの2打目はピンに直撃し、バンカーに跳ね返った。6番もティーショットが逆風に戻され、連続ボギー。その後もパーでしのぐ我慢の展開が続いた。

 「ノーバーディーはつらいですね」と漏らした。アイアンはこの日も切れていた。パー4、5の第2打、パー3の第1打のショット貢献度を示す「ストロークス・ゲインド・アプローチ・ザ・グリーン」は2・85で全体トップ。一方で微妙な距離のパットがなかなか決まらなかった。

 「風向きによって下りが重かったり上りが速かったり、読みが一筋違うのが続いている。明日は入ってくれないかなと思います」。スコアが落ちても順位が上がったのは、難コースの証明。ただし、パット自体の感触は悪くなくかみ合えば一気に上昇の気配も漂わす。首位とは6打差。何が起こるか、分からない。

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