斎藤直人「常にそこを目指している」9番定着へ意気込み ラグビー日本代表宮崎合宿

[ 2022年6月15日 20:46 ]

練習で味方バックスに動きの指示を送る斎藤直人
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 ラグビー日本代表は15日、宮崎市内で行っている強化合宿を報道陣に公開。昨年6月の全英&アイルランド代表ライオンズ戦で初キャップを獲得し、その後も代表に定着しているSH斎藤直人(24=東京SG)は主力組とみられるグループで練習に参加し、「まずはチームをドライブできるように、自分が戦術をしっかり理解してプレーしたい」と話した。

 昨秋のテストマッチ4連戦はいずれも途中出場。所属の東京SGでも主に先発の流大の後を引き継ぐ形での出場が続いたが、今回の合宿では共同主将の流が早期離脱した。9番定着へのチャンスであり、流不在の大きな穴を埋めることも求められているが、「常にそこ(9番)を目指している。自分に足りないことにフォーカスして取り組んできた」と話した。

 昨年1年間の代表活動を通じ、首脳陣からは「9番も一つの(攻撃)オプションになるように求められている」と課題を与えられたといい、今季のリーグワンでも意識してプレーしてきた。フィジカル強化にも取り組み、体重に変化はないというが「特にディフェンスで弾かれるシーンが減った。強く当たれるようになった」と手応えを得ているという。

 「まだそこまで考えられない。まずはウルグアイ戦のことを考えている」と前置きしながらも、その後に控える世界ランキング2位のフランスとの2連戦に向けては「シックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)で優勝しているチームと試合ができるのは、単純に楽しみ」と話した斎藤。掛け値なしの強豪相手に存在感を発揮し、来年に迫ったW杯へ足場を固める。

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2022年6月15日のニュース