小祝さくらが通算1アンダー21位でメジャー初の決勝進出「喜びは意外と…」 全米女子OP第2日

[ 2022年6月4日 14:06 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子オープン 第2日・3日 ( 2022年6月3日    ノースカロライナ州パインニードルズGC=6638ヤード、パー71 )

第2ラウンド、16番でアプローチショットを放つ小祝さくら。通算1アンダー
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 18位から出た小祝さくら(24=ニトリ)が4バーディー、4ボギーの71にスコアをまとめ、通算1アンダーの21位で自身初となるメジャーでの決勝進出を決めた。

 前週、国内ツアーのリゾートトラスト・レディースで今季初勝利を挙げ、優勝翌日に渡米する強行スケジュールを物ともしないタフネスぶりを発揮した。中盤に4ボギーが重なりながらも、その後に巻き返してこの日イーブンパー。2度目のメジャーで初めての予選突破だ。

 「もっとうれしいかと思ったけど、あと2日あるから喜びは意外とそんなにないですね。途中からパターが入らない感じになったけど、巻き返すことができて良かったです」

 9番から出て幸先良く2バーディーを先行させた。しかし、17番、1番と1メートルほどのパーパットがカップに蹴られるなど一時は通算1オーバーまで後退。「1メートルのパットが怖くてどうなるかな…」とパットに狂いが生じた。それでも3番で4メートルの上りを強めのタッチで沈めてバーディーを奪い、「流れも良くなった」。本来のストロークを取り戻し、6番では約10メートルのバーディーパットを決めた。

 前週の優勝翌日に渡米する強行軍。それでも24歳は「意外と体調も調子も良かったです」とさらり。国内ツアーで142試合連続出場を重ねてきた体力は伊達ではない。精神面の強さもそう。「疲れは大丈夫ですね、でもトイレにいきたかったです…」。後半4番でトイレだと思って小屋のドアを開けると、「誰もいなくてテレビがバンと。休憩所だったみたいで、びっくりしました」と明かす。だが、慣れない環境での出来事にも動じることなく、スコアをまとめてみせた。

 15人が出場した日本勢でトップとなる21位での決勝進出。首位とは8打差あるが、「予選通過できて守るものもないので、挑戦できたら」と力を込めた。

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