中国トップ3に勝てばボーナスポイント付与　日本卓球協会が打倒中国へ強化策

　日本卓球協会は4日、第1回理事会を対面とオンライン併用して開催し、24年パリ五輪に向けての強化の一環として、国際試合で世界ランキング上位3人の中国選手に勝利した選手に特別ポイントを付与することなどを決議した。

　同協会は昨年9月にパリ五輪の代表選考についての基準を発表。指定大会での成績に応じて獲得できるポイントを設定しているが、対中国に絞ってポイントを追加する。対象は23年1月30日から24年1月21日までの国際大会のシングルス種目で、7ゲームでの勝利は15ポイント、5ゲームマッチでの勝利は10ポイントが付与される。宮崎義仁常務理事によると、一部選手から提案があり、ナショナルチームの選手らにアンケートを実施した結果、最大のライバルとなる中国をターゲットにポイントを付与すること決定。宮崎理事は「対中国ということが明確になっり、強化が加速すると思っている」と期待した。

　また、延期された杭州アジア大会の代表については、新たに代表選考をしないことを決めた。