渋野日向子は難コース攻略へ「イソギンチャク」警戒!2日開幕全米女子オープン

[ 2022年6月2日 07:02 ]

練習ラウンドでアプローチする渋野日向子
Photo By スポニチ

 女子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米女子オープンは2日から4日間、ノースカロライナ州のパインニードルズGC(6638ヤード、パー71)で行われる。19年全英女子オープン覇者の渋野日向子(23=サントリー)は開幕前日の1日、1番から8ホールを回って最終調整を終えた。コースに点在するワイヤグラスを「イソギンチャク」と表現して警戒し、メジャー2勝目を目指す大会に挑む。

 毎年、難セッティングが施される全米女子オープン。ただ、今年の舞台にはそれだけではない敵がいる。「土の上によく分からんイソギンチャクが生えたみたいなラフ、何あれ。そこら辺、全部イソギンチャクですよ」と渋野。フェアウエーサイドやバンカー回りに点在するワイヤグラスと呼ばれる草に警戒度はMAXだ。

 「フェアウエーキープがやっぱり重要かなってコース。イソギンチャクに入れない、バンカーに入れない。大事なメジャーなので頑張りたいです」

 この日の練習ラウンドでは、弾道測定器をコースに持ちこむなど入念にショットを調整する姿があった。前回出場した2週前の国内ツアーは予選落ち。「ショットが結構荒れていた」とスイングを見直してきた。今会場はワイヤグラスに加え、砲台で傾斜が強いグリーンが待ち受ける。「今回はマネジメントしがいがある」。今年から米ツアーに本格参戦し、今季ここまでの7試合でトップ10入りが3度。メジャーのシェブロン選手権では第2日に首位に立ち、4位で終えた。これまでの経験、総合力が問われる大一番となる。

 この大会は最古の女子メジャーで、今年は賞金も女子ゴルフ史上最高額と名実ともにNo.1。「世界で1番でかい試合というか。世界中の女子(ゴルファー)が集まる」。過去2度の出場で20年は4位、昨年は予選落ちを喫した。「賞金が去年のほぼ倍でしょ?UFOキャッチャー代を稼ぎたい」と渋野らしく笑いを誘い、「まずは予選通過を」といつものように第一関門に視線を合わせた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年6月2日のニュース