山縣亮太「イメージとしては23年シーズンから本格的に復帰していく」 現在は手術明けで復帰途上

[ 2022年6月2日 15:04 ]

オンラインで取材に応じる山縣

 陸上男子100メートル日本記録保持者の山縣亮太(セイコー)が2日、報道陣のオンライン取材に応じた。

 昨夏の東京五輪から約1カ月後の練習中に痛みを感じ、膝蓋腱(しつがいけん)炎と診断を受け、骨棘(こっきょく)を取り除き腱を修復する手術を受けた。今月の日本選手権を欠場することが発表されている中で、その決断の理由や経過などを語った。

 「今シーズンに間に合う可能性を探りながらリハビリに励んでいたけど、完全に足を治しきってからトレーニングをしたい。2、3年後の世界選手権やパリの五輪などを目指してやっていきたい。(先を見据えて)今回は欠場する決断をした」

 現在は軽いウエートトレーニングなどをできる状態まで回復。長いスパンで考えて、動きの質の改善に着手を図っている。ストライドの左右差などを課題に挙げ、また新しい走りを模索している。

 「イメージとしては、しっかりケガも治して、動きも良くして、23年シーズンから本格的に復帰していく。(復帰時期は)具体的には定めていないけど、世界陸上や五輪に出ようとするなら、標準記録を突破しないといけない。例年通りといったらあれですけど、GPレースでタイプを狙えるようにしたい」

 焦ることなく、自分と向き合いながら日々を過ごしていく。

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2022年6月2日のニュース