大畑氏&福岡氏がトークセッション 創部100周年の天王寺高ラグビー部が記念式典 全国制覇2度の名門

[ 2022年5月3日 15:22 ]

記念式典で講演する元日本代表の大畑大介氏(左)と福岡堅樹氏(右)
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 今年創部100周年を迎えた大阪・天王寺高ラグビー部(桃陰ラガークラブ)は3日、大阪市内のホテルで記念式典を行った。参加した卒業生、現役生約250人は黄色と紺の通称「虎ジャージー」を着て出席し、元日本代表WTBの大畑大介、福岡堅樹両氏によるトークセッションなどを楽しんだ。

 福岡氏の父・綱二郎氏は天王寺高ラグビー部OB。福岡氏は「試合の映像を見ながらいっしょに反省してその時のプレーを言語化できるようになりました」と試合後、毎回、父子で開いた反省会の思い出などを語った。

 記念式典に先立って花園の第1グラウンドで行われた現役生によるライバル北野高との記念試合(60分)は45―33で勝利。0―33で完敗した4月18日の大阪高校総体リーグ戦の雪辱を果たした。

 全国大会出場19度、そのうち日本一が2度という伝統校のメモリアルイヤーに主将に選出された菅原亮太(3年)は「責任を感じる部分はありますが、滅多にない機会に立ち会うことができていい意味で自分に緊張感を持たせながらできています」と今年度は花園予選の2回戦突破を目指す。

 現在部員は選手29人、マネジャー5人。今春、13人の新入部員が新たに加わり、その中には大阪・田辺中3年時に府中学選抜となった上杉悠太(1年)もいる。上杉は1メートル80、117キロ。後半13分から途中出場したこの日の記念試合で1トライを挙げた。花園予選に向けて楽しみな新戦力となっている。

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