報徳学園が初の決勝進出!6トライで桐蔭学園を撃破 決勝は東福岡と対決

[ 2022年3月29日 14:42 ]

ラグビー第23回全国高校選抜大会第4日 準決勝   報徳学園(兵庫) 36―21(前半24―7) 桐蔭学園(神奈川) ( 2022年3月29日    熊谷ラグビー場 )

<報徳学園・桐蔭学園>後半5分、トライを決める報徳学園のFB竹之下(カメラ・中出健太郎)
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 報徳学園が桐蔭学園から6トライを挙げて快勝し、5回目の出場で初の決勝進出を果たした。先制を許したが、前半13分にゴール前ラインアウトからモールを押し込んで7―7と追いつき、25分にはWTB海老沢琥珀(2年)が右タッチ際を抜け出しす快走を見せて勝ち越しのトライ。ハーフイタイムを挟んで5連続トライを挙げ、第18~20回大会3連覇の桐蔭学園を突き放した。報徳学園は冬の全国高校大会でもベスト4が最高成績で、全国初タイトルをかけて31日の決勝で東福岡(福岡)と対戦(試合開始午前11時)する。

 東福岡は佐賀工(佐賀)の出場辞退で準決勝は不戦勝だった。佐賀工は28日の準々決勝で対戦した国学院栃木に複数の体調不良者が確認され、新型コロナウイルス感染の疑いがあるため、大会運営委員会から辞退勧告があり、受け入れた。

 ▼報徳学園・西條裕朗監督 ホッとした。自分たちが強豪校相手にどれだけ通用するか分からなかったので、自信になったと思う。今日はFWが頑張ってくれて、セットプレーも安定していたのが勝因。東福岡さんとは毎年定期戦をやっているけど、公式戦では戦ったことがないので楽しみ。

 ▼桐蔭学園SO矢崎由高 (今大会でFBからコンバート)負けたのは自分の責任です。将来を考えたらプレーメーカーというポジションはやっておかないといけないと思う。そのスタートラインで自分に何が足りないか分かったのが収穫と思う。全体を見渡して、この場面ではどうすればチームにプラスになるかを考えながら試合を続けることが必要と思う。

 ▼東福岡・藤田雄一郎監督 佐賀工と試合ができなかったのは残念です。こればかりは明日、ウチもどうなるか分からないので…。今大会はハードな戦いが続いたのでポジティブに捉えて、しっかり相手を研究して準備して決勝に臨みたい。

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2022年3月29日のニュース