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大院大ゴルフ部・平田憲聖 夢へテークオフ 部史上初の現役学生プロとして、東建HCに出場

[ 2022年3月29日 05:30 ]

ドライバーショットを放つ大院大・平田憲聖(撮影・井垣 忠夫)
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 大阪学院大(大阪府吹田市)ゴルフ部初の現役学生プロとなった平田憲聖(21)が、31日に開幕する男子国内ツアー開幕戦の東建ホームメイトカップ(三重・東建多度CC名古屋)に出場する。昨年の日本学生選手権優勝でつかんだツアー参戦への道。若武者が自身の大きな一歩を踏み出す。

 道が開けたからには進むだけだ。平田は、ツアー前半戦の目標を「予選を通過して4日間戦うこと。そこはしっかりクリアして、(決勝ラウンド)半分以上の順位で終わる」に定めた。

 昨年8月の日本学生選手権優勝で資格を得たJGTO(日本ゴルフツアー機構)サードQT(クオリファイングトーナメント)からファイナルQT2位で手にした前半戦出場権。QTで結果を残せなかった時のことを考えると不安もあった。

 「サードを受験すると学生の試合には出られないので、自分の中では本当に覚悟を決めて出場しました。絶対に通るっていう思いで受けました」

 勇気を持ち、手にしたチャンスに挑戦したからこそ前半戦のツアー出場権を勝ち取れたのだ。

 ツアー挑戦にあたり取り組んだのは、トレーニングでの筋肉量アップとスイング改造。4日間の連戦を戦い抜く体力と4日間波の少ないプレーを続けるためのシンプルなフォームづくりを目指してきた。「シンプルなスイングにすれば、チェック項目も減っていく」。安定したパフォーマンスを考えたプロへの準備期間を過ごした。

 憧れのプロは石川遼だ。小学生の時、一緒にラウンドできる抽選に当選し初対面を果たした。「何を話したかはよく覚えていませんが、すごく優しく接してもらった記憶はあります」。プロとしての技量もさることながら人間力に惹(ひ)かれた。「僕はプレーでここを見てほしいとか魅力を感じてほしいとか正直あんまりないんですけど、人間性って部分ではファンサービスだったり、接し方とかは大事にしていきたいかなと思ってます」。人気と実力を兼ね備えた選手を目指した長いプロ生活がスタートする。

 ◇平田 憲聖(ひらた・けんせい)2000年(平12)11月26日生まれ、大阪府出身の21歳。小学校2年の時に祖父の練習について行ったのがゴルフとの出合い。小学校ではバレーボールに取り組んでいたが、12歳から本格的にゴルフにシフト。21年は日本アマ4位、日本学生選手権優勝。大阪学院大経営学部。得意クラブはサンドウエッジ。1メートル70、63キロ。

 大学ゴルフ部での活動はできないが、大阪学院大の名前を背負い1年間戦っていくことに変わりはない。「プロとアマの気持ちの切り替えというか、違いっていうのはないと感じています。でも、それで生活がかかってる職場なので、自分の位置だけは変わりますね」

 心残りがあるとすれば、団体戦で全国優勝を経験できなかったことだろう。1年生時に全国大学対抗戦でチームは優勝したが、北海道での全国大会には出場できなかった。関西大会まではレギュラーの一員だったが、チーム編成が1人減となる全国大会ではメンバーから外れた。学生ならではの団体戦にフルで貢献できなかったのは気がかりだが、プロで活躍すれば自然と大学ゴルフ部の注目は増す。

 「大阪学院大ゴルフ部は、団体行動とか団体面の生活とかを部として一番に掲げているので、そのあたりは他の大学よりもチーム力があるゴルフ部なんじゃないかなと思っています」

 木下稜介、亀代順哉ら大学OBプロの背中を追って挑むプロの世界で学生プロの真価が問われる。

 ◇大阪学院大ゴルフ部(男子) 1967年(昭42)創部。80年に2部対抗戦優勝を果たし1部に昇格した。97年に関西秋季1部対抗戦で創部31年目にして初優勝。2004年は男女で関西春秋完全制覇。15年、信夫杯争奪日本大学対抗戦で初優勝し、翌16年は連覇。17年、関西1部対抗戦で15連覇。19年に全国大学対抗戦優勝。20年に関西1部対抗戦20連覇を果たす。

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