高木菜那 現役引退へ「そのつもりではいる。自分の考えを伝える場を設けたい」

[ 2022年3月12日 23:15 ]

高木菜那(ロイター)

 スピードスケート女子の高木菜那(29=日本電産サンキョー)が今季限りで現役を引退する方針を改めて示した。12日にオランダ・ヘーレンフェインで開幕したW杯最終戦の女子1500メートルに出場し、1分54秒97で5位。北京五輪シーズンの最終レースを終え「今季で最後という気持ちでやってきたので、そのつもりではいる。(日本に)帰ってからもう一度考えて整理をして、自分の考えを伝える場を設けたい」と語った。

 14年ソチから五輪に3大会連続で出場。18年平昌では女子団体追い抜き、マススタートで金メダルを獲得し、五輪の日本女子史上初の2冠を達成した。22年北京五輪は女子1500メートルで8位入賞。連覇を目指した2種目はともに転倒し、女子団体追い抜きは銀、マススタートは1回戦で敗退した。所属する日本電産サンキョーのスケート部は今月末で廃部することが決まっている。

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2022年3月12日のニュース