ロシア体操選手 懲戒手続きへ 胸に軍象徴する“自作”Zマークで出場

[ 2022年3月8日 05:30 ]

 「Z」マークをユニホームにつけて5日の体操種目別W杯に出場したロシアのイワン・クリアク(ユーチューブ映像より)
Photo By 共同

 国際体操連盟は6日、ウクライナに侵攻したロシア軍を象徴する「Z」マークをユニホームの胸につけて種目別W杯(2~5日、ドーハ)に出場したイワン・クリアク(20=ロシア)の懲戒手続きに入る方針を示した。白いテープで「Z」を書いて男子平行棒で3位に入り、優勝したウクライナのイリヤ・コフトゥン(18)と表彰台に上がった。元ロシア女子代表で五輪金メダルを獲得したスベトラーナ・ホルキナさん(43)が「ロシア人であることを恥じていない人たちのキャンペーン」としてZマークの拡散を呼びかけているという。

 これに対し、16年リオデジャネイロ五輪で内村航平と名勝負を繰り広げたウクライナの五輪金メダリスト、オレグ・ベルニャエフ(28)はSNSで「ロシア人に“スポーツと政治は別”と叫ばせるな」と非難。また、女子の段違い平行棒で3位のウクライナ選手が1、2位のロシア選手と同じ表彰台に上がることを拒否し、分かれて表彰式が行われたという。

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2022年3月8日のニュース