横浜5勝目 田村のキックで主導権 松井2トライも「修正したい」

[ 2022年2月28日 05:30 ]

ラグビーリーグワン第7節   横浜30―12BR東京 ( 2022年2月27日    駒沢 )

<BR東京・横浜>前半、この試合2本目のトライを決める松井(左)=撮影・光山 貴大
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 横浜がBR東京を30―12で下し、5勝目(2敗)を挙げた。BR東京は2勝5敗。横浜は日本代表SO田村優(33)の巧みなキックから2トライを挙げるなど、前半を15―0でリード。後半も2トライを追加し、BR東京の反撃を後半の2トライに抑えた。

 横浜は日本代表の司令塔SO田村主将のキックを起点に、序盤に主導権を握った。前半9分、敵陣深くで防御裏に転がし、東京五輪7人制日本代表主将のWTB松井が先制トライ。その2分後には中盤から防御の手薄な右奥にロングキックを蹴り込み、バウンドした球を再び松井がつかんでリードを広げた。

 トヨタ、埼玉と並ぶ5勝目。田村は「強いチームにはちょっとのチャンス、スペースを生かしていかないといけない。さらに良くする」と話した。松井も「凄くいい入りができたが、前半(さらに)得点につなげることができなかった。修正したい」と意欲的だった。

 ≪早々2トライ許した≫BR東京は相手の勢いに受け身に回り、前半早々に2トライを許したのが響いた。後半は互いに2トライずつと競り合っただけに、フランカーの松橋は「最初の20分でやりたいようにやられてしまった。(後半の)僕たちのラグビーを最初から出せなかった」と悔しがった。前節は今季3試合目の中止となり、5日以来の公式戦だった。松橋は「どこかで試合の感覚が薄れていたというのはあったかもしれないが、言い訳にできない」と語った。

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