チェン 全米フィギュア6連覇、五輪代表決定 2度転倒も4種類5度の4回転挑戦

[ 2022年1月11日 05:30 ]

全米選手権で男子6連覇を果たしたチェン
Photo By ゲッティ=共同

 フィギュアスケートの全米選手権最終日は、テネシー州ナッシュビルで9日に行われた男子フリーでネーサン・チェン(22)がSPに続き1位となる212・62点をマークし、合計328・01点で6連覇を達成した。チェン、3位のビンセント・ジョウ(21)、4位のジェーソン・ブラウン(27)の3人が北京冬季五輪米国代表に決まった。チェンとジョウは2大会連続、ブラウンは2大会ぶりの代表入りとなった。

 チェンは2度の転倒があったものの、4種類計5度の4回転ジャンプを組み込んだ演目を披露。46~52年に7連覇したリチャード・バットン以来となる6連覇を飾った。今季当初はモーツァルトの曲を用いたプログラムで、昨年10月のスケートアメリカで3位に沈むなど不安の残る内容。しかし、この日は世界最高得点を出した19~20年シーズンに使った映画「ロケットマン」の音楽で臨み「この曲はテンポもいいし、好きなプログラム」と手応えを口にした。

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