アイスダンス小松原組インタビュー 夏木マリ版「SAYURI」で五輪に挑む可能性も

[ 2022年1月11日 06:00 ]

小松原美里、小松原尊組(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 フィギュアスケートのアイスダンスで北京冬季五輪代表の小松原美里(29)、尊(30)組(倉敷FSC)が10日、スポニチ本紙などのインタビュー取材にオンラインで応じた。4連覇を果たした昨年末の全日本選手権後は、国内にとどまって調整。初めて臨む大舞台では、フリーダンス(FD)の「SAYURI」で女優・夏木マリ(69)がナレーションを務める日本語バージョンを用いる可能性を示唆した。(取材・構成 西海 康平)

 五輪を決めた喜びもつかの間、小松原組のスイッチは早々に切り替わっていた。村元哉中、高橋大輔組との出場枠1を懸けた戦いを、全日本4連覇という形で制したのが昨年末。大舞台での飛躍が夫婦カップルの新たな目標となった。

 美里「団体戦は、日本初のメダルを獲れる可能性がある。日本スケート連盟の方が、ワールドランキングなどから計算すると3位に入る可能性があると。“五輪に出られる”と思ったら、すぐに“本当に頑張んなきゃやばい”と。地に足をつけて頑張っています」

 尊「自分たちにとっては初めての五輪で、団体戦から個人戦までの疲労がどれぐらいか分からない。今は先生たちのメニューに従ってやっています」

 コロナ禍の影響で、全日本選手権後も拠点のカナダには戻れなかった。尊の母国である米国で練習する選択肢もあったものの、カナダにいるコーチから「感染症対策が最優先」というアドバイスなどもあり、日本にとどまってトレーニングを続けることになった。

 美里「今は倉敷で、リモートで練習をしています。四大陸に出場しないので、五輪まで時間がある。一回下げて、また上げていく調整は先生たちの方がよく知っている。自分たちは“よーし”となってしまうけど、今は少し抑え気味です」

 小松原組で注目を集めたのが、全日本で披露したFDの「SAYURI」。それまで英語だったナレーションを新たに女優の夏木マリが日本語で吹き込み「これは、とある女の物語――」などといった独特な声が響いた。五輪という世界の舞台でも、このバージョンで滑る可能性があるという。

 美里「全日本は、日本の皆さまの前で滑るので母国語でお届けしたかった。でも、その練習中のビデオを見たカナダの先生たちが“日本語だから言葉の意味は分からないけれど、重厚で、日本らしい神秘的な雰囲気が凄く伝わってくる”と。伝えたい雰囲気を出すときに、団体戦で日本語、個人戦で英語とかでもいいのかなと思い始めています。もし、できたら格好良いなと。今、議論をしているところです」

 16年にカップルを結成し、17年には結婚した2人。20年11月に尊が日本国籍を取得し、そして北京へとたどり着いた。憧れ続けてきた場所で、最高の演技を披露する。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「内村航平」特集記事

2022年1月11日のニュース