東京大会の表彰台をメダリストの母校などへ譲渡 組織委がプロジェクト実施

[ 2021年12月8日 21:56 ]

金メダルを手に笑顔の阿部一二三と詩
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 東京五輪・パラリンピック組織委員は8日、東京大会の計878の表彰式で使用した表彰台をメダリストの出身校および会場所在自治体へ譲渡する「表彰台レガシープロジェクト」を実施すると発表した。譲渡先は日本選手団のメダリストが五輪114人、パラリンピック73人、ガイドおよひアシスタント6人で、会場は62の区市町村が対象となる。譲渡は来年1月から3月を予定している。

 4つのユニットを組み合わせて使用する東京大会の表彰台は、使用済みプラスチックなどを材料に98台を作成。武藤敏郎事務総長は「レガシーとして残るのでは。ユニットは何百とあるので、日本中の学校やスポーツ施設で希望があれば引き取っていただきたい。希望を取っているが、今のところかなり手が挙がっている」と説明。メダリストの母校にはメダリスト自身が立った表彰台を譲るアイデアも明かした。この日開かれた国際オリンピック委員会(IOC)理事会でも紹介したという。

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2021年12月8日のニュース