ソフトボール新リーグが新庄ビッグボスとコラボ!?日本ハム球団代表も務めたチェアマンに「恩返し」約束

[ 2021年12月8日 05:30 ]

JDリーグ記者会見に登壇した(左から)ビックカメラ高崎の藤田と上野、トヨタ自動車の後藤と切石   
Photo By スポニチ

 日本女子ソフトボールリーグ機構は7日、都内で記者会見を行い、来春からスタートする新リーグ「ジャパンダイヤモンドリーグ(JDリーグ)」の概要を発表した。島田利正チェアマン(66)はプロ野球日本ハムのビッグボスこと、新庄剛志監督(49)から協力の申し出があったことを明かし、今後のコラボを示唆。野球とソフトボールがビッグボスの音頭で一丸となり、五輪復帰を目指す“うねり”をつくり出す可能性もある。

 ソフトボール界のため、これ以上ない人物が盛り上げ役に名乗りを上げた。連日、球界だけでなく、列島を巻き込んで話題となっているビッグボス、新庄監督だ。日本ハムの球団代表などを歴任した島田チェアマンは「ビッグボスから“恩返しで、ソフトボール界のために何かしたい”っていう連絡があった。うれしい」と明かし、こう続けた。

 「ビッグボスに今やってもらうと(話題を)全部もっていかれる。もうちょっとしてからにします」

 新たな船出に追い風だ。日本女子ソフトボールリーグは来年から「JDリーグ」に生まれ変わる。コンセプトに「Wow!Experience」を掲げ、「驚き、感動、ワクワク。思わず笑顔になるような、感動体験を届けたい」が合言葉。球界にサプライズを提供し続ける新庄監督のスタイルとも合致する。

 新庄監督は現役時代の華々しい演出はもちろん、引退後も今年4月にBCリーグで始球式を行うなど、球界発展のために行動してきた実績がある。監督に就任した今でもバラエティー番組に出演し、お茶の間に話題を提供する姿は、人気向上を目指すソフトボール界としてもありがたい存在となる。

 今夏の東京で侍ジャパンとソフトボール日本代表はともに金メダルを獲得したが、24年パリで再び五輪の実施競技から除外される。そんな中で飛び込んできたコラボ提案。今後は新リーグだけでなく、五輪復帰へ向けた大きな動きにつながることも期待される。

 ▽JDリーグ 「Japan Diamond Softball LEAGUE」の略。フィールドを表すダイヤモンドと、宝石のダイヤモンドのように輝くという意味が込められている。家具・日用品大手のニトリが冠スポンサーとなり、16チームを東西8チームずつに分け、交流戦を含む年間29試合でレギュラーシーズンを行う。東西上位3位までと4位の勝率上位の計7チームによる決勝トーナメントで優勝を争う。

 ◆島田 利正(しまだ・としまさ)1955年(昭30)6月16日生まれ、東京都出身の66歳。79年に英語通訳兼渉外担当として日本ハム球団に入社。04年には球団本拠地の札幌移転事業に尽力した。その後は球団代表などを歴任し、19年に退社。20年に日本女子ソフトボールリーグ機構常務理事を経て今年3月にJDリーグ初代チェアマンに就任した。

続きを表示

この記事のフォト

2021年12月8日のニュース