バド日本代表 初優勝へ余裕の準々決勝進出 ワタガシペアが強敵に連続得点で逆転

[ 2021年9月30日 05:30 ]

スディルマン杯1次リーグのイングランド戦でタッチを交わす混合ダブルスの渡辺(右)、東野組
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 バドミントンの国・地域別対抗戦スディルマン杯第3日がフィンランド・バンターで1次リーグ第2戦が28日に行われ、初優勝を目指すD組の日本はイングランドを5―0で下し、2戦2勝で同組2位以上が確定、1試合を残して準々決勝進出を決めた。第1試合では混合ダブルス東京五輪銅メダルの渡辺勇大、東野有紗組(日本ユニシス)が2―0のストレート勝ち。今大会の主将を務める男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)も東京五輪後初の公式戦で格下をストレートで退けた。

 世界ランク5位の渡辺、東野組はメダリストとしての自信に満ちていた。第1ゲーム15―16の場面から6連続得点で逆転に成功。そのまま流れに乗り、世界7位の強敵をストレートで制した。東野は「相手のいい形をつくらせないように意識した」と五輪後初戦を振り返り、渡辺は「いつでも満足しない。改良点、反省点を振り返ってコーチと3人で話し合いたい」と冷静に語った。

 ≪桃田再出発1勝≫冷や汗をかきながらも、桃田が再出発の白星を飾った。1次リーグ敗退に終わった東京五輪後初の公式戦。世界205位の格下に第1ゲーム22―20と終盤までもつれたが、第2ゲーム中盤10―8の場面からリズムを取り戻して8連続得点。「凄く良い感覚でプレーできて試合を締めくくれた」と振り返った。

 失意の東京五輪から2カ月が経過し「自分に厳しくやらないと、と思いすぎて視野が狭くなった。不安な状況で自分を信じてあげられなかった」と分析した。

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