ジョコビッチが年間グランドスラムを逃す メドベージェフが初優勝

[ 2021年9月13日 09:08 ]

全米オープン男子で初優勝を飾ったメドベージェフ(右)と敗れたジョコビッチ(AP)
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 テニスの全米オープン最終日は12日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで男子シングルス決勝を行い、第2シードのダニル・メドベージェフ(25=ロシア、198センチ、83キロ)が、第1シードのノバク・ジョコビッチ(34=セルビア、188センチ、77キロ)を6―4、6―4、6―4のストレートで破り、四大大会では初優勝。男子では1969年のロッド・レーバー(オーストラリア)以来、52年ぶりの「年間グランドスラム」を狙ったジョコビッチは、今年の四大大会28戦目で“最後の1勝”をものにできずに快挙を逃した。

 メドジェーベフは今年の全豪オープン決勝でジョコビッチに5―7、2―6、2―6で敗れていたが全米の決勝ではリベンジ。「まず最初にノバク(ジョコビッチ)のファンに“ごめんなさい”と言わないとね。きょうは彼がどんなことを目指そうとしていたのかみんな知っていたから」と申しわけなさそうに語っていた。それでも「あなたは間違いなく史上最も偉大なテニス・プレーヤーです」と、偉業にあと一歩まで迫った“先輩”を称賛。一方、計38回のミスショットを犯して敗れたジョコビッチは「もっとうまくプレーできたはずだった」とフラストレーションのたまる決勝となってしまった。

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