白鵬が春場所出場を明言「春場所連覇を」 誕生日に被災地への思い「決して忘れてはいけない」

[ 2021年3月11日 15:12 ]

横綱・白鵬
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 3月11日に36歳となった大相撲の横綱・白鵬(宮城野部屋)が電話での取材に応じ、「いろんな人から花束をもらったりすると36歳になったなという感じがします。東京で迎える誕生日は初めて…、2回目か。10年ぶりですね。子どもたちも大きくなりましたし、この誕生日が、自分もそうだけど、いろいろな人の思い出にもなる誕生日になるのではないかと思います」と心境を述べた。

 2011年3月11日、26回目のバースデーに未曽有の災害となった東日本大震災が起きた。角界の屋台骨として復興に尽力し、被災地で鎮魂土俵入りを行ったり、力士会に働きかけ岩手、宮城、福島に土俵を寄贈した。この日、震災から10年の節目を迎え「決してこれは忘れてはいけないことですし、この数年間ね。数年間で人間って忘れる生き物なんでね。これは決して忘れてはいけないものであって、そこ10年間、東北の子どもたちに約束を果たせたというのが、良かったと思いながらきょう1日過ごしたいと思います」と感慨深げだ。

 昨年の7月場所から4場所連続休場中だが、この日正式に春場所(14日初日、東京・両国国技館)への出場を明言。「3月場所は縁起の良い場所のひとつ。春場所連覇、目指して。15日間取り切る。笑顔で終われるのがいいかなと思っていますけど」と意気込みを示した。

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2021年3月11日のニュース