石川祐希、14得点で勝利に貢献「東北のみなさんに届いてくれたら」 チームは死闘制しPO準決勝へ王手

[ 2021年3月11日 15:39 ]

スーパーリーグ プレーオフ準々決勝第1戦   ミラノ3―2ペルージャ ( 2021年3月10日    ペルージャ )

ペルージャとのプレーオフ準々決勝第1戦に出場したミラノ・石川(C)Powervolley Milnano
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 バレーボール男子日本代表の石川祐希(25=ミラノ)は10日(日本時間11日)、敵地で行われたペルージャとのプレーオフ準々決勝第1戦に先発出場し、14得点をマーク。チームは2時間42分に及ぶフルセットの末、3―2で制し準決勝進出に王手をかけた。

 相手は今季レギュラーシーズンを首位で通過した強豪のペルージャ。チームは2セットを先取されたが、その後の3セットはジュースにもつれ込む激闘を制し、逆転で勝利をもぎ取った。

 石川は死闘を終えて「チームでつかんんだ一勝」と振り返った。「個人的には、スパイクやサーブで、少しミスが多かったと感じたので、そこを修正していきたい」とし、「ところどころサービスエースだったり、レセプションをしっかり返したりといった役割を果たせた」と手応え。次戦は14日(同15日)に準々決勝第2戦として、ホームでペルージャを迎え撃つ。「チームを信じて、日曜日も今日以上のプレーで戦いたい」と力を込めた。

 また、11日は東日本大震災から10年。「当時僕は15歳、中学3年生で、愛知県で生活していたので、直接的な被災はありませんでしたが、テレビや新聞で見た光景は今でも鮮明に覚えています。本当にたくさんの命が失われ、今でも困難な時を過ごしている方も少なくないと思いますが、今日の勝利が東北のみなさんに届いてくれたら非常に嬉しく思いますし、何かの力になってくれたらとても嬉しく思います。これからもみんなで、感謝の気持ちや思いやりの心をもって乗り越えていきましょう」とメッセージを送った。

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2021年3月11日のニュース