錦織 ブレークポイントさえ握れず初戦敗退…武器のリターン「ひどかった」

[ 2021年3月11日 05:30 ]

男子テニス オープン13 ( 2021年3月9日    フランス・マルセイユ )

シングルス1回戦で敗退した錦織圭
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 9日のシングルス1回戦で第6シードに入った世界ランキング40位の錦織圭(日清食品)は93位のピエールユーグ・エルベール(フランス)に1―6、4―6で敗れた。錦織は今季初勝利を挙げた前週のABN・AMROワールドで8強入りしたが、この日は11本のサービスエースを許すなどリターンで苦しんだ。ダブルス1回戦で西岡良仁(ミキハウス)マッケンジー・マクドナルド(米国)組は第1シードのケン・スクプスキ、ニール・スクプスキ組(英国)に3―6、3―6で屈した。

 ブレークポイントさえ握れない完敗。前週に今季初白星を挙げ、2季ぶりのツアー大会8強入りと完全復活へ自信を深めていただけに「ショックが大きいというか、満足のいかないプレーだった」と肩を落とした。

 武器のリターンが「ひどかった。それが簡単に負けた理由」。前戦よりも、格段に球足が速いコートに対応できなかった。ダブルスで4大大会全制覇の実績を持つ相手のサーブアンドボレーに苦しみ、サービスゲームでは第2サーブを狙われて、リズムをつかめなかった。

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