世界パラ陸連公認車いすマラソン特別レース 男子は洞ノ上、女子が喜納V

[ 2021年3月8日 05:30 ]

車いすマラソンスペシャルレース 先頭を走る洞ノ上(左)(撮影・吉田 剛)
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 車いすマラソンで世界パラ陸連公認の特別レースが7日、東京・陸上自衛隊立川駐屯地の周回コースで開催された。男子はリオデジャネイロ・パラリンピック7位の洞ノ上浩太(46=ヤフー)が1時間30分40秒、女子は東京パラ出場が有力な喜納翼(30=タイヤランド沖縄)が1時間45分4秒で優勝。現在世界ランク7位で、6月以降に決定する推薦枠での選出の可能性が高い土田和歌子(46=八千代工業)は同タイムで2位。東京パラ出場資格につながるタイムを出した選手はいなかった。

 東京パラ出場のための「救済」として行われたレースを、男女ともに生かすことができなかった。男子の目標タイム1時間22分23秒に8分以上及ばなかった洞ノ上は「大会を開いてもらったのに申し訳ない」と悔しさをにじませた。平たんコースで好記録が期待されたが、強風と低い気温が予想以上に選手を苦しめた。指宿立強化委員長は「(低温で)体が動きにくそうだった。タイム的には残念」と振り返った。

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2021年3月8日のニュース