NBA球宴で「チーム・レブロン」が4年連続で勝利 MVPはアデトクンボ

[ 2021年3月8日 13:03 ]

球宴MVPとなってトロフィーを掲げるバックスのG・アデトクンボ(AP)
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 NBAのオールスター・ゲームが7日、ジョージア州アトランタで開催され、レイカーズのレブロン・ジェームズ(36)が主将を務める「チーム・レブロン」が、ネッツのケビン・デュラント(32)が主将となった「チーム・デュラント」を170―150(前半100―80)で下して4年連続で勝利。昨年まで2年連続で主将だったヤニス・アデトクンボ(26)が初めて「チーム・レブロン」の一員としてプレーし、フィールドゴール(FG)を16本すべて成功(うち3点シュートは3本)させ、両チーム最多の35得点を稼いで初のMVPに選出された。

 3点シュート・コンテストで2度目の優勝を飾ったステフィン・カリー(32)も16本中8本を成功させて28得点。足首を痛めているジェームズは13分の出場で4得点だった。

 試合は昨年同様、各クオーターが終わるごとに得点をリセット。クオーターで得点の多かったチームがそのつど10万ドル(約1080万円)のチャリティーをする団体や組織を決めることができる形式で行われた。第4Qだけは、それまでの合計得点の多かったチームのスコアに、ヘリコプターの墜落事故で死去した故コービー・ブライアント氏(元レイカーズ)の背番号に併せて「24点」を追加した得点に先に達した方が勝者となるシステム。今年は第3Qまで3つのクオーターをすべて「チーム・レブロン」が制し(40―39、60―41、46―45)、「ターゲット・スコア」が170点となった第4Qはこの日33得点を稼いだトレイルブレイザーズのデイミアン・リラード(30)が、ハーフラインを少し越えたあたりから40フィート(約12・2メートル)という“超ディープ3”をたたき込んで「チーム・レブロン」の得点が「170」となった。

 3点シュートの成績は「チーム・レブロン」が61本中31本、「チーム・デュラント」は72本中27本だった。

 先発だったジョエル・エンビード(26)とリザーブ・メンバーだったベン・シモンズ(24)の76ers勢は新型コロナウイルスの感染防止規定(プロトコル)の対象となったために試合直前に欠場が決定。初めて先発メンバーとなったウィザーズのブラドリー・ビール(27)は「チーム・デュラント」の中では最多の26得点を稼ぎ、球宴でチームメートとなったカイリー・アービング(28)は24得点と12アシストを記録した。

 なお後半戦は球宴から中2日となる10日(日本時間11日)からスタート。八村塁(23)が所属するウィザーズは敵地メンフィス(テネシー州)でグリズリーズ、渡辺雄太(26)が所属しているラプターズは準本拠地としているタンパ(フロリダ州)でホークスと対戦する。

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