渋野 強い雨、風に悩まされ13位も前向く「今の私を知ることができた」

[ 2021年3月8日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ダイキン・オーキッド・レディース最終日 ( 2021年3月7日    沖縄県 琉球GC=6561ヤード、パー72 )

<ダイキン・オーキッド・レディース最終日>濃い霧が立ち込める中プレーする渋野(撮影・沢田 明徳) 
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 21年初戦を終えた渋野は「新しくいろんなものが見えた。風が吹いた時、雨が降った時、晴れている時、今の私の感じを知れた」と振り返った。

 最終日は強い雨と風に悩まされた。1番でアプローチをミスしてボギー発進。8番パー3ではグリーン右に外し寄せきれずスコアを落とした。時折ショットが乱れ、アプローチも精度を欠き、今大会で初めてオーバーパーを叩いた。

 それでも「昨日よりはましかな。この雨の中でやれたのは貴重な経験かもしれない」と表情が明るいのは試合でしか得られない収穫があったからだ。

 まずは男子プロ石川遼(29=CASIO)の助言を受けて、習得に取り組んでいるトップの手の位置を低くする新スイング。「ティーショットはやりきることができた。セカンドショットや短い距離になると難しかった」と自己分析した。

 今年から長さの違う6Iを2本入れて、ウエッジを4本に増やした。クラブセッティング変更については「(新しいクラブが)それぞれ活躍してくれた。長い6Iでバーディーを取れたし(4本に増やした)ウエッジもパー5で4日間で6個バーディーを取れた。これが合ってくると面白い」。第2打を刻んでバーディーを狙うパー5攻略法も含めて好感触を口にした。

 新たな取り組みについて「米国ツアーで戦うために必要だと思った」と強調した渋野。「理想とは程遠い」と満足はしていないが「自分自身で理想をつくるものだと思う」と前向きに話した。

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