大坂なおみ　2度のマッチポイントしのぎ逆転8強「緊張、興奮が一緒にあるような試合」

テニス全豪オープン第7日 （ 2021年2月14日    オーストラリア・メルボルンパーク ）

＜全豪オープン第7日＞女子シングルス4回戦でフォアハンドストロークを放つ大坂なおみ（AP）
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　女子シングルス4回戦で世界ランキング3位の第3シード大坂なおみ（23＝日清食品）は、昨年準Vで同14位のガルビネ・ムグルサ（27＝スペイン）と対戦。マッチポイントを2度しのいで4―6、6―4、7―5でフルセットの末に逆転勝ちし、優勝した19年以来2年ぶりの8強入りを果たした。準々決勝では、同71位の謝淑薇（シェ・シュウェイ、35＝台湾）と対戦する。

　大坂は、これまでに4大大会で3度優勝（18、20年全米、19年全豪）し、19年に世界ランキング1位を経験、一方のムグルサは、4大大会2度優勝（16年全仏、17年全英）で、17年に世界1位に就いている。“元女王”同士の対決で、第1セットを4―6で失ったが、第2セットを6―4で奪取。ファイナルセットは、ゲームカウント3―5と追い込まれ、第9ゲームでは相手にマッチポイントを2度握られながらもキープ。続く第10ゲームをブレークし土壇場でゲームカウント5―5に追いつき、勢いに乗って第12ゲームもブレークし、大逆転勝ちした。

　大坂は試合後のオンコートインタビューで「大事なポイントでは攻めることを考えて戦った。甘いボールは必ず来るので、そこをしっかり攻めようと思った」とし、準々決勝の相手、謝淑薇については「タフになる。前回（19年全豪3回戦）もフルセットになった。難しい相手だけど、全力を尽くします」と話した。バックコートでは「本当に難しい試合だった。感情が爆発するような、怒りたくなるようなポイントもあったんだけど。緊張、興奮が一緒にあるような試合だった。でもこの舞台で私は試合を楽しむことができました」と言い、2度のマッチポイントをしのいだ場面に「ファーストサーブに集中した。あとはミスをしないようにすることを心掛けた」と振り返った。そして、ファンに「元気に安全に暮らしてね。見てくれてありがとう。この次も頑張ります」とメッセージを送った。