北海道銀行、ロコ撃破で北京望みつなぐ 昨年5月結婚の吉村紗也香ら歓喜

[ 2021年2月14日 18:37 ]

カーリング全農日本選手権最終日 ( 2021年2月14日    北海道・稚内市みどりスポーツパーク )

笑顔の北海道銀行・吉村 (c)JCA IDE
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 女子の北海道銀行が22年北京五輪出場に望みをつないだ。18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレと今大会3度目の対戦となった決勝で、7―6で勝利。1次リーグ、決勝トーナメントと連敗していたが、大一番でリベンジを果たした。北京五輪出場枠を争う大会の日本代表に決定。枠を得た場合は5、6月にロコ・ソラーレと代表決定戦を戦う。

 ハプニングを乗り越えた。第4エンド、吉村紗也香のラストショットはハウス中心にピタリ。だが、スイープしていた近江谷杏菜が、自身のブラシがストーンに当たった反則があったとしてストーンを取り除いてしまった。実際には近江谷のブラシがロコ・ソラーレの藤沢のブラシに当たったことが原因で、北海度銀行は不可抗力を訴えたが、ストーンを取り除いた後だったので覆らなかった。

 5―6と1点ビハインドで迎えた最終第10エンド。藤沢のラストショットが決まらず、北海道銀行に2点が入って劇的な幕切れとなった。昨年5月に札幌在住の一般男性と結婚した吉村は、チームメートと抱き合って歓喜に浸り、「やっと優勝できてホっとした。北京まで道がつながった。自分たちの手で勝利とつかみたい」と話していた。

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