今平、“アスリート特例”適用1号 マスターズから帰国後の隔離期間も試合出場OK

[ 2020年11月19日 05:30 ]

ダンロップ・フェニックス ( 2020年11月19日 )

マスターズに出場し帰国した今平周吾
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 米男子ゴルフのマスターズから17日に帰国したばかりの今平周吾(28=フリー)が、2週間の自主隔離期間の特例措置を受け、19日開幕のダンロップ・フェニックス(宮崎・フェニックスCC)に出場する。スポーツ庁によると「12日に政府が発表したアスリート用東京オリパラ準備トラックの適用第1号」となる。

 今平はこの日、神奈川県内の自宅から新幹線で博多まで移動。そこから貸し切りハイヤーで約300キロを走り宮崎入り。関係者によると、列車内では周辺の席も確保し、ソーシャルディスタンスを徹底したという。主催者側も今平用の運営マニュアルを急きょ作成。クラブハウス入場は不可で、宿泊もリゾート施設内のコテージを用意。コース内では今平専属の係員が配置され、常に第三者と2メートル以上の間隔を空けることが定められた。さらに今平が触れたピンなどはその都度、消毒。キャディーもボールを直接手で受け取らないこととし、リモート会見用に専用ブースが特設されるなど、万全の態勢を整えた。

 ◇アスリート用東京オリパラ準備トラック(通称アスリートトラック) 東京五輪・パラリンピックに関連し、国内で開催される国際大会に出場する選手らに、必要な防疫措置を講じた上での入国を認め、入国後14日間の自宅待機期間中の活動(大会参加など)を可能とする措置。随行する監督、コーチ、トレーナー、帯同キャディーらも対象となる。今平の場合、トーナメント出場は五輪ポイント獲得という強化活動に当たると判断された。

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