東京オリパラ入場時手荷物検査の実験を公開 参加警備員「フェースシールドに汗が…」

[ 2020年10月21日 16:24 ]

<スクリーニング実証実験2020>スクリーニング実証実験で手首に検温シールを張って検査に臨む女性(撮影・郡司 修)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は21日、新型コロナウイルスの影響で来年へ延期となった大会の安全な実施へ向け、競技会場などへの入場時における手荷物検査の実証実験をメディアに公開した。19日から3日間行われた実験では、東京ビッグサイトの一角にプレハブの検査エリアを設け、大会で実際に使用する金属探知機や顔認証装置などを設置。コロナ対策の検温、手荷物検査の強度、持ち込み可能なペットボトルの試飲など44のパターンに分けてテストを行い、観客や関係者の入場にかかる時間を測定した。清掃車や資材を積んだトラックなど大会用車両を持ち込んでの車両検査も実施した。

 入場前には観客は1・5メートル、関係者は1メートルの間隔を保つ、社会的距離に配慮した待機列を形成。入場時の検温では非接触型検温器、サーモグラフィー、体に貼るだけで体温が分かる「検温シール」の3パターンをテストし、マスクやフェースシールド、手袋を着用したスタッフが検査を担当した。実験には大会で警備を担当する各社も参加。組織委からは1時間に何人を入れるかの作業目標値が示され、本大会での警備に生かすことになる。

 組織委の岩下剛警備局長は「ひととおり試して必要なデータを取ることができた。大会時に高いレベルでスムーズに入場していただけるようにしたい」と実験の成果を強調。「手荷物なしでペットボトルのみ所持の場合は、通常よりも2倍以上速く入場できることが分かった」と“手ぶら”での来場を推奨した。一方、参加した警備会社の丹野こずえさんは「フェースシールドを使用しての手荷物検査で話したりすると目の前が曇ったり、暑く感じたりする。本番は何百人、何千人のお客様のお相手をして、非常に気温も高い状態。フェースシールドをした状態での手荷物検査では、下を向いた時に自分の汗がシールドに落ちたり、お客様の荷物に触れたりしないようにという懸念もある」と指摘。コロナ対策の一方で「熱中症対策も考えていかなくてはいけない」と話した。

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